月別アーカイブ: 2008年7月

2008年7月27日(日)

[つぶやき]確信犯でしょ

「あのブログの記事、確信犯でしょ」と、最近いろいろな方からよく言われます。はい、そうです! いいじゃないですか。ツッコマビリティ鍛えてるんですよ、これでも。確信犯って言葉自身も確信犯的ですが((こう書くのがツッコマビリティを低下させる原因なのだ))。

でも、嘘はついてないですから。かなりまじめに書いてるんですよ。

あと、これは明らかにしておきたいのですけど、私はとても弱い人間なんです。周囲の評価が気になるんですよ。日記書いた後に、はてブいくつついたかなとか、スターはついたかなとか、どこからたどってきたのかなとか、すげー気になっちゃって、それで貴重な時間を食いつぶしちゃう人間なんです!((「ウィンプは虐げられる」ってはてブされた日にゃ、めちゃうれしくて思わずスターつけちゃったし!)) 私はそういう人間なんです。酔っ払わなきゃ、あんなことやこんなことは書けないんですよ。((だからもし、面白いことを書いてほしくなった方は、私を飲みに連れてってください。))

周りが気にならなくなる方法とかあったら、教えてください。どんなにひとつのことに没頭しても、やっぱりどこかで気になっちゃうんですよね。だから私はマッチョでもなんでもないんですよ。

2008年7月26日(土)

[思索][未踏]酔っ払いを梅田さんが訪ねてきたぞバカヤロ

今日も会社帰りにこの前(2008年7月2日(水))のときとおんなじところに飲みに行って酔っ払った。すげー気持ちよく酔っ払ったから、ひとこと言っとく。

今日のネタは、ない。つーか、ネタがあるとしたらそれは自分自身だ。

海辺の水遊び

今日、梅田さんがたずねてきてくれて、俺の目を見てこう言ったんだ。

それは海辺の水遊びだろ

砂浜でぴちゃぴちゃ水遊びしてて、それで満足してんじゃねぇのかと。それがお前の幸せなのかよと。どっかで沈んじゃうかもしれないけどよ、それを承知で船を作って大海に挑めよ。本当にシリコンバレーと戦いたいと思ってんのかてめぇはと。そういう意味のことを言ったんだ。感動したよ俺は。こういうこと言ってくれる人、他にいねぇもん。

わかったよ梅田さん、マジで俺やるから見ててくれ。水遊びとかもう言わせないし。もう、やるかやらないか、それだけだ。

ロールモデルになる

社内で、イノベーションを創出するにはどうしたらいいんだよ、って議論が最近盛んだ。どうしたらみんなが幸せを感じながら仕事をできるかとかさ、どうやったらコミュニケーションを活性化できるんだとかさ、どうやったら新事業を創出できるかって、そういう話をするんだが。

マジ、お前ら危機感、ねぇよ。

いや、ついさっきまで、俺もその危機感ねぇうちの一人だったわけで、自分に言い聞かせてもいるんだけどさ。そんなこと駄弁ってる暇があったら、さっさとでかいことをドカンとやれって。とにかく手を動かせよ。現場を走り回れよ。そんなこと駄弁ってる間にシリコンバレーはドッグイヤーで何十年も先に進んじまうんだよ。競合相手は待ってくれないんだ。

http://www.mochioumeda.com/musings/に「ロールモデル」って話がある。俺が社内におけるロールモデルになってやる。こんなの謙遜してても何も生まれない。「あの人ができたから私にもできるかもしれない」って感じで俺を利用してもらってもいいし、俺の考えていることを自分の考えていることにくっつけてなにかやったっていいじゃん。どんどん利用してくれ。それが、イノベーション創出の活性化の解だ。環境を作ることが先じゃない。とにかくやるところに環境が出来上がる。順番を間違えちゃいけない。

要するにさ、とにかく誰かが何かを突っ走ってやることが、社内のイノベーション創出を活性化する唯一の方法なんじゃねぇのと。グズグズ社内のイノベーション活性化の議論しててもしかたねぇ。俺はその「誰か」の一人になるって決めた。もう決めた。

じゃ、何すんだよお前は

まずはP2Pサービスの開発を未踏でやる。採択されなかったら、笑ってくれてもかまわない。ともかく、俺はやるって決めたから、やる。なぜ未踏かって? その方が社外の人たちと協力できるからだよ。個人としての活動になるし、会社のお金を使うわけでもないから、余計なこと考えなくていいだろ。本気でシリコンバレーに立ち向かおうとしたら、一社じゃ太刀打ちできない。社内だけでグズグズやってたら、間に合わない。P2P界隈のみんなの協力が必要。世界でナンバーワンのP2Pサービスを、日本から創出していこうぜ。その活動が、回りまわって最終的には会社のためになると思ってる。

追記(7/27)

  • この日記でいう「今日」は7/25(金)のことです。
  • 私が考えている構想を実現するには、私一人ではできません。技術にとどまらず、政治的にも、ビジネス的にも、その他様々な方面でも、P2P界隈の方々をはじめとする様々な方々にご協力をいただくことが欠かせません。まずは私に近い方々から少しずつ議論させていただきますが、未踏に採択されたら詳細を公開する予定でいます。よろしくお願いいたします。
  • 「海辺の水遊び」はこれからのキーワードになる予感。ちなみに今(2008/7/27 12:18(JST))ぐぐるとこの日記が一番上に出てきます。
  • 私の勤める会社を、(入社を希望する人|社員|株主|世界)にとってより魅力的な企業にするには、危機感の全社員での共有がまず第一にこなければならないのだろうなと思いました。その危機感がエネルギーとなって様々な改革が行われていくのではないかと思います。
  • 「こいつは本物じゃない、すごいことを言っているが口先だけだ」と見破るのは非常に難しいです。梅田さんは話していれば大体分かるとおっしゃっていたけれども、私はどのように映っていたんだろう。ともかく、手を動かして実行しなきゃね、と思いました。「やった」という事実があれば、それは動かせない証拠になるものね。

2008年7月25日(金)

[日常]どうしてももらってしまう

今朝も武蔵小杉の南口で機敏な動きでポケットティッシュを配る、あのおばちゃんがいた。

独特なイントネーションで、今日は3回も「ありがとうございます~(語尾上がる)」と言ってくれた。

どうしても断る事ができない。むしろもらいにいってしまう。

何でだろう。

とにかく、俺はこのおばちゃんが好きだということは間違いない。

2008年7月21日(月)

なんか、梅田さんって、まじすげぇや。

シリコンバレーの存在理由は「世界を変える」こと。
「世界を良い方向へ変える」ことだ。
そしてそれをやり遂げれば、
経済的にも信じられないほどの成功を手にできる。
── スティーブ・ジョブズ

これを、技術やサービス的側面から解釈するのではなくて、コンサルティングや教育っていう側面から考えると、梅田さんの行動に説明がつくような気がした。まじすげぇ。だからこんなに若い人に時間を使ってくれるんだろうなと思う。

[実験]というわけで、梅田さんのウェブブックを実験台に

絶賛コモンズ・マーカー中。なんていえばいいんだ、「コモる」とか言えばいいのか?

http://commonsmarker.com/user/effy

要望とか感想とか

  • コメントを書いて「マークする」ボタンを押すと、すべてのコモンズ・マーカ関係のウィンドウが消える機能がほしい。ページによってはそのウィンドウで本文が見えなくなっちゃうのだけど、いちいち「終了」ボタンを押すのは面倒なので、だったら「ワンクリック」でマークとウィンドウ消去ができるとうれしい。もしくは、はてブのポップアップみたいにしちゃって、オーバーレイ表示しないでマークできる機能ができれば、それを使うと思う。
  • このマークの重要度を入力できるといいな。このぐらい重要、って感じで。タグでやるのが正解?1~10とか。
  • とても長い文章の場合、「ここまで読んだ」とマークすると良いかも。本当の意味でのブックマークとして使える。って、やってみたら、「その手があったか(笑)」とマークされた。コミュニケーションっておもしろー。「ここまで読んだ」タグを流行らせよう!(笑)
  • コメントを書き直したいときに、いちいち自分のマイ・マークのページにいって探さなきゃならないのは面倒。オーバーレイ表示しているところで、直接編集できたらいいな。

[つぶやき]「コモンズ・マーカー」と「はてブ」の使い分け

SBM研究会で知った、コモンズ・マーカーをぼちぼちと使い始めている。ウェブページを本や新聞や雑誌だとするとすると、

  • コモンズ・マーカーは、アルバムに切り抜き
  • はてブは、本棚にストック

という感覚で使うのがいいのかな?と思い始めた。

長い文章のある一部分にものすごく興味を惹かれたときは、コモンズ・マーカーが激しく便利。どうしてその部分に興味を持ったかを書いておけるから、後から新聞の切り抜きのアルバムをぱらぱらとめくるような感覚をWebでも味わえる。たとえば、ビジネス系とか技術系とかでかなり濃くてかつ長文のページを流し読みしているときに「これは」と思ったところに、サッとコメントを書いて「あとで読む」タグをつければ、はてブよりも、後で読む確率が高くなる。

それに対してはてブは、これは重要だなと思った本を買って本棚にしまっておくような感覚で使う方がいいかもしれない。最近、知人・友人をfriendタグではてブしはじめたんだけど、それもそんな感じの利用方法の一例かな。

もうちょっとコモンズ・マーカーを使いまくって、自分なりのスタイルを確立してみたい。

コモンズ・マーカーは、こちら→http://commonsmarker.com/

2008年7月19日(土)

[思索][本]すぐには真似されないイノベーションを実行する方法

「他社にはすぐに真似のできない事業について考えろ」と言われて議論をして「これはきっとうちの会社のコアコンピタンスだ」とか「こういう新結合が必要なんだ」というアイデアがいろいろ出てきても、なかなかそれが実行に結びつきません。それはどうしてなのかを最近ふつふつと考えていました。そして今日、自分なりになんとなく結論らしきものが見えてきました。それは、

イノベーションの実行を阻害しているのは、実は、そのイノベーションを必要としている自社自身だ

ということです。

どういうことなのか、参考になりそうな書籍を紹介しながら述べます。ない知恵を絞って書いているので、様々ご指摘いただければ幸いです。

ちなみに、大企業におけるイノベーションについて述べています。ベンチャーや個人でサービスを立ち上げるときのイノベーションについては、これはあまり当てはまらないかもしれません。

真似できないイノベーションとは

イノベーションといえば、シュンペーターをはずしては語れません。シュンペーターとイノベーションに関しては、「[amazon asin=4004302730 type=inline]」が良いと思います。

イノベーションとは、シュンペーターの定義から言えば「生産的諸力の結合の変更」すなわち「新結合」です。すなわち、その新結合を知ってそれを真似て実行すれば、他社のイノベーションをコピーして実行することができます。

シュンペーターの時代は生産ラインとか人の問題などでその新結合を真似することは難しかったのですが、現代はほとんどの生産的諸力は流動的になってしまっているため、必要であれば多くの場合はすぐに確保することができ、新結合をもたらすことが可能になります。

だとすると、現代における真似できないイノベーションとは何なのでしょうか。それは、大企業として「実行の決断が下せない」ようなイノベーションではないかと、私は考えています。

アイデアだけあっても実行しなければ意味がない。あるアイデアを誰かが実現して成功したときに「そのアイデアは俺が考えていたんだ」と言っても空しい。それと同様に、いくら優れたイノベーションを事前に知っていたとしても、それが実行できなければまったく意味がないのです。

大企業は無難なイノベーションしか実行できない

すると、実行の決断を下せないようなイノベーションであれば、他社はすぐには真似できないということになります。

言い換えれば、大企業の上層部が決断に迷うようなイノベーションであれば良いということです。

企業の規模が大きくなればなるほど企業の社会的責任は大きくなりますし、失敗したときに影響を与える従業員の数も協力会社も含めれば相当な規模になります。このような人たちを路頭に迷わせてはなりません。したがって、意思決定には相当な責任がまとわりつき下手な決断はできなくなります。

するとどういうことが起こるかというと、意思決定権を持つ人は非常に分かりやすい「どう考えても成功するでしょう」というような無難なイノベーションに対してしか実行の決断を下せなくなります。具体的に言うと、定量的に評価できる情報でしか決断が下せなくなるということです。たとえば、これまでこの機能を高機能にしたらこのように成功してきたから、さらにその機能をより高機能にしたら売れるかもねとか、みんなスピードを求めているからこのスピードをもっと速くしたらもっと売れるかもねとか、そういうことです。

実はそうやって顧客のニーズを聞いてそれに忠実に応えていく優れた経営を行う企業がなぜか崩壊してしまうという話は、有名な「[amazon asin=4344980530 type=inline]」の話ですが、それは今回は触れません。

アイステシス・イノベーション

定性的な評価しかできない、たとえば「この商品はあえてこれだけの機能を削ったとしても、こういうデザインにした方が高く売れるようになるかもしれない」という直感に頼らざるを得ないイノベーションの場合、それがどんなに優れていたものだとしてもその決断を下すのは非常に困難になります。それこそが他社に真似のできないイノベーションなのではないかと考えています。

その考えを補強してくれたのが、最近読んで感動した本のひとつである「」です。「組織」「上司」「仕事」「処遇」のそれぞれの品格について鋭い本質を突く指摘を次々と繰り広げる内容なのですが、「上司」の品格の章で、

常に物事の数値化を求めるような上司のもとでは、組織はどんどん縮小均衡の方向に向かってしまいます。ところが、こういう上司がバブル崩壊以降、ずいぶんとはびこってしまっているという印象があります。数値化できないからゴーサインが出せない。証明されていないからゴーサインが出せない。

というくだりがあります。まさにその実例を目の前でよく見てきているので「ずいぶんとはびこってしまっている」という印象は私も感じるところです。であればこそ、そこの逆を突いて数値化できないイノベーションをどんどんと実行していくことにより、他社との差異化をはかり簡単には真似のできない事業を推し進めることができるようになるのではないでしょうか。

すこしだけ具体的に言うと、その数値化できないイノベーションのひとつに「アイステシス・イノベーション」があります。アイステシス・イノベーションについては「[amazon asin=4757121741 type=inline]」を参照してください。

簡単に言うと「美しさ」「使いやすさ」などの「感性的」な軸における向上を実現するイノベーションのことです。この領域での数値化の試みは数多くされていますが、本当にその商品を買おうと思うかの判断を下せるだけの信頼のおける指標はないといってよいと思います。

このようなイノベーションが成功するかどうかは、人の「直感」に頼らざるを得ないのです。数値では表せないため、意思決定を下す人の感覚が非常に重要になります。しかし繰り返しになりますが、そんなまったく信頼のできない情報しかないイノベーションを実行する決断を下すなんてありえないという上層部が非常に多いのです。

戦略を立てて実行する

「上層部が悪いんだ」そう言うのは簡単ですが、それだけではまったく意味がありません。彼らは彼らなりに悩んでいるのです。出世するために根回しやらゴマすりやらをして上ってきた人だけではなく、実は若いころは無茶なこともしたりものすごい業績を残したりして活躍してきた人もいます。しかし、あまりにも重い責任を負うポストについたとき、心の中では「違うな」と思いつつも自分が正しいと思う決断を下せなくなってしまうのです。

したがって、そういうポストにはついていないまだ自由にいろんなことを試せる役職にいる人が活躍しなければ、このようなイノベーションは起こせないということになります。他社に真似できないイノベーションは、そういう人たちによって実行されるべきだと私は思います。

ところが、どんなにいいアイデアを持っていても「上が理解を示してくれないから」とか「どうせ却下されるから」と言っては、イノベーションを実行できない責任を上になすりつける人がなんと多いことか。それでは結局何もできずに泥のように働かされて、気づいたら何もできない役職に上ってしまうだけです。

自分が「これは絶対にいける!」と直感できたアイステシス・イノベーションがあるのなら、実行しなければもったいない。しかし何が何でもやるんだと意気込んでも失敗するだけです。そこはきわめて戦略的に進めなければなりません。

その戦略の立て方については、「[amazon asin=4887596448 type=inline]」が非常に参考になると思います。戦略とは何かから始まり、情報収集と分析、目標設定、戦略立案、戦略実行の方法について、非常に分かりやすくまとめられているのですが、私としては、戦略とは人の心をいかに読むか、うまくつかむかに尽きるんだなぁというのが、全体を読んでの感想です。まさに今、実際に試しているところなのですが、面白いほど自分と他人がつながっていくのが分かります。

この本を読んだ直後に、「[amazon asin=4320023684 type=inline]」をあわてて読み返しました。「他社の真似できないイノベーションが実行できない」という問題を戦略的に解決する方法がこの2冊の本から具体的な行動として導くことができるだろうと考えたからです。どんどん掘り下げてそれぞれの関係する人が抱える問題の本質を突き詰めていくと「じゃあいったい自分は何をすればいいのか」が徐々に見えてきました。これについてはあまり具体的に書くことは憚られるので書きませんが、結論はこうです。

その結論は?

「役職を超えて、腹を割ってコミュニケーションする」ということです。

なんだ当たり前じゃないかという話ですが、私はこれしかないと思いました。とにかく自分が「こうするべきだ」「これが現場で問題になっているんだ」「こんな研究をやっているんだ」と信じることや思うことややっていることをみんなが語り合う。その中できっとすごいイノベーションが生まれてくる。そしてそのイノベーションをみんなで実行していく。どうしても最終的には上層部の判断になってしまうけれど、そこも「コミュニケーション」が重要な役割を果たす。

最終的には、社長の自宅に伺って同じ会社の人間だということを忘れて話がしたい。そこで伝えたいのは「たとえ失敗したとしても、私は一切あなたのことを批判したりしません、むしろ賞賛します」ということです。そして、同じ想いを持つことのできる人たちを会社内に増やして、その人たちの想いを可視化するのです。できればそれを会社の外、特に株主にも共有させたい。

つまり、失敗の責任は確かにあるかもしれないけれど、それを負っても有り余るぐらいの「真の仲間」からの暖かい応援が、他社には真似のできないコアコンピタンスとなりうるのではないか。そしてそのコアコンピタンスが、アイステシス・イノベーションや、困難と思われるイノベーションを実行できる原動力になるのではないか。

それが私の結論です。

そして、それを実行するための戦略の第1ステップは「社内SNS」だと思います。今、まさに具体的にいろいろと行動しています。

まだまだ

考えなければならないことはたくさんあります。「[amazon asin=4887596448 type=inline]」にも書いてあることですが、戦略は現在位置が変わればどんどんと変わっていくものです。「一度決めたことだから」といってそこで議論をとめてはなりません。もしかしたらその過程でここに書いていることが全くのウソになることもあるかもしれません。ここまで書いておいてそれを否定するのは自分にとってはかなりの抵抗がありますが、それでも常に自分の現在位置を確認しながら、戦略を練り続けたいと思います。

2008年7月18日(金)

[思索]それは泥のようには働いてない

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51082449.html

で知ったんだけど、これはちょっと黙ってられなくなった。

http://anond.hatelabo.jp/20080717201617

泥のように働けの意味が、ぜんぜん分かっちゃいないな。こんなことしたら、それこそ泥になってしまって、他の泥と混ざってしまって、その存在すら分からなくなって、「ぶちのめす」とか言ってられなくなるのがオチ。コードだけ書いてりゃいいのなら、こんな楽な話はないよ。

それ以上に仕事の本質を見つめることや、人のつながりの価値を見出すことや、大人数ででっかい物を動かすことの難しさとスゴさを、それこそ己のからだ全体で感じるための努力の方がどれだけ大変で、どれだけ社会にとって重要か。

だからこそblogやmixiやtwitterや勉強会やカンファレンスに手を出すんだ。いいか。遊びではなく、泥のようにmixiに書き込め。泥のように勉強会に参加しろ。泥のように懇親会に参加しろ。「ぶちのめす」とか言ってた俺はなんて馬鹿だったんだと気づくはずだ。

2008年7月17日(木)

[つぶやき]みんなの睡眠時間

こんなサイトがあるんだ。へぇー。

http://www.nemulog.jp/

実は、会社でメンタルヘルスの研修があって、いくつかのデータを見せられたんだけど、どのデータも、睡眠時間が7.5時間前後あたりの人が鬱を発症する割合が少ないという結果になっていて、多くても少なくてもだめらしい。そしたら後ろで「俺4時間だから、鬱じゃんwww」とかいう呟きが聞こえたんだけど、講演してくださってたドクター「でもこれは一般論で個々人で最適な睡眠時間は違うからねぇ~」とおっしゃってたので、自分はどのぐらいの睡眠時間が最適なのかが興味の対象に。というわけで、今日から調べてみる。今日から5日間は、とりあえず、睡眠時間を7時間にしてみる。

[つぶやき]パソコン立ち上げてまずやること

  • Twitterの確認
  • mixiの確認
  • はてダの確認
  • RSSの確認
  • メールの確認

これたりねぇだろ、ってのがあったら教えてください。

[つぶやき]BeFunky

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51081669.html

で、dankogaiさんが、すげーいいサービスを紹介していた。

http://www.befunky.com/

何でこんなのが無料なんだ。早速、いろいろどうしようか悩んでた自分のアイコン作ろう。

でも、その前に、もう寝る。

2008年7月16日(水)

[本]あたらしい戦略の教科書、きた

[amazon asin=4887596448 type=inline]が届いた。うぉー、帯を読んでいるだけでワクワクする。

  • 目的地に近づくことで手に入る「新しい現在地の情報」が戦略を成長させる。
  • 戦略プロジェクトのメンバーは「我々は変わらなければならない」と考える人物を選ぶ。
  • 「未来の不確実性」を下げることで戦略立案は容易になる。
  • 多くの戦略は全体の5%程度の「ウェットな事実」を元に立案・実行される。
  • 独占的に事業展開できる「スイートスポット」を明らかにすることが戦略立案のキーである。
  • すぐれた目標はチームのモチベーションを高めることができる。
  • 「種戦略」はコミュニケーションの中心軸となり組織内のウェット情報を活性化する。
  • 新しいアイデアを考える前に、成功することが証明されたアイデアのコピーを考える。
  • 他人を巻き込むには「情熱の伝染」が最も有効な方法である。

ものすごくうなづくところもあれば、「これってどういう意味?」って思うのもあれば「それ知りたい!」と思うこともあったりして、とにかく早く読みたい。んーでも今日はちょっと体調悪いから早く寝る。

2008年7月13日(日)

[日常]娘とお出かけ@二子玉川

二人きりで昼食。

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おなかを満たした後は、伊東屋でRHODIAのメモ帳をいろいろ見ていたんだけど、そのあとに行ったPLAZAの方が種類が多かった。

レザーカバーほしいな。

[つぶやき]あれ?トータルはてブ数が

いつの間にか100を超えていた。

ちゃんとはてダを始めてから約半月なので、この調子で1年続けていれば、2400を超えるのだろう。

でも、そんなの目指していたら廃人になってしまうから、ほどほどにしておこう。

[ガジェット]上海問屋で税込み799円で送料無料の。。。

microSD 2GBを試しに注文してみた。

そしたら、Transcendのやつが送られてきた。

2008/07/13123040.jpg

すんごく得した気がした。必ずTranscendが送られてくるわけではないと思うけど、こんな価格でやっていけるのか。

[つぶやき]SBMって、何?

Wikipediaで調べてみた。

  • スーパービットマッピング (SuperBitMapping)の略。
  • ソーシャルブックマーク (Social Bookmark)の略。
  • ソフトバンクモバイル (SoftBank Mobile)の略。

はてなキーワードで調べてみた。

  • ソーシャルブックマーク(Social BookMark)の略称
  • ソフトバンクモバイル(SoftBank Mobile)の略称
  • スーパービックリマン(Super BikkuriMan)の略称

はてな村と言われる所以がここにあるような気がした。

[プログラミング]まだまだ健在

1996年からはじめている私の旧ホームページが、まだまだ健在のようで。

今日も、とある高校の教師さんから、「活用させていただきます」とメールが来た。

んー、何度も閉鎖しようと思ってるんだけどなぁ。

すでにYahoo!からのリンクも切ったんだけどなぁ。

もう何年も更新していないんだけどなぁ。

こういう方々がいらっしゃるし、なぜかAdSenseで一番稼いでくれているのはこのサイトなので、なかなか閉鎖できず。うーん。

相当古くなった自己紹介だけ消しとくか。

2008年7月12日(土)

[P2P]SBM研究会参加者は、ソーシャルグラフで言うとものごく連結度の高いクラスタ

あと、P2Pクラスタとの類似性も結構高い。さらに、必然的に、全員がmixiのユーザ。

SBM研究会に関する情報は、名のごとくSBMを活用して、自動的にここに集まるはずなので、ご参照を。

http://b.hatena.ne.jp/t/SBM%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A?sort=eid

ところでSBM研究会って何よ

Tomoさんが企画してくださった勉強会です。オフィスツアーといい、なんかお世話になりっぱなしですねぇ。。。一応、今日はマイク持ちを担当させてもらいましたが、今度は講師とか研究会開催とかするぐらいしないと申し訳ないなぁ。研究会についての詳細はこちら。

http://toremoro.tea-nifty.com/tomos_hotline/2008/07/sbm_abf4.html

さて、私は、個人的に気になったところを。

10:00~西谷さん

なんでmixiで参加募集するのかって話で、通知も参加者数の把握も容易だから、だそうで。ものすごく納得。社内で勉強会開こうとしても、こういうイベント周知や、参加者数の把握って大変なんですよ。今は社内SNSやスケジュール調整のツールを使いこなしてだいぶやりやすくなったけど、それがひとつのmixiというプラットフォームで用意されているのって、とても強いと思います。

はてブ数を気にしすぎて、廃人になったことがあるとか。知らなかった。。。

10:10~10:50 横田さん

ヨコタン。とても流暢だった。5分前の「チーン」の音に対する反応も俊敏だった。

「今年最強のブロガーはやる夫」は、たぶん今年のキーワードになるでしょう。

SBMを使っている人は、インターネットユーザの7%だそうで。で、会場でSBM使っている人に手を挙げさせたら、ほぼ全員が手を挙げた。ここにいる人たちはおかしい先進的。

SBMを広げるには、一般的なSBMを作るのではなくて、専門的・特定分野のSBMから作っていくのがいいと発言していたが、まさにそう思う。ただ、サービスとして別々のSBMを作るのではなくて、2ちゃんねるのように、コミュニティのコミュニティを形成するような方法を考えてもいいかもしれない。つまり、特定SBMの集合としてのブランドを形成するということ。

11:00~11:50 宮田さん、佐々木さん

推薦にFolksonomyは必要か?グルーピングにこそ意味がある。タグ名に意味はない、という主張。

そのとおりと思う。特に、ソーシャルグラフなんかを考えると、タグの「名前」っていうのは、推薦しようとするときの計算式にまったく入ってこないのよ。タグ名は機械的にIDとして扱うのが正解だと思う。

ちなみに、タグ名の面白さは別の話。それはそれで面白い文化があるので。

12:50~13:40 星さん

http://commonsmarker.com/

コモンズ・マーカでほしかったもの、「Webに赤入れする」ということ。これ、私も必要だと思ってた。

実際、社内SNSの自分のブログを実験台にして、個人的にカスタマイズ&マッシュアップして、同じフィロソフィーに基づいたコメント欄を作っています。気になったコメントのある部分を選択して「このコメントに返信」リンクをクリックすると、そのコメント番号と、選択されている部分をコメント欄に色をつけて自動的に入力するというもの。このような改良を加えたら、コメントが非常につきやすくなったのですよ。

コモンズ・マーカは、一般のコメントをつけられないウェブページに対してそれを実現する面白いツールだと思います。って、なんか宣伝みたいになっちゃったな。

星代表。懇親会でもちょっと語りましたが、社内でも少し具体的な話をさせていただきたく。よろしくお願いします。

13:50~14:40 井口さん

プロファイルの隠匿とBM供給元の隠匿がキモ。これがないとジャイアニズムは崩壊。

うそをついてプロファイルを交換することで、隠匿する。

奥さんがxxxは、たぶんオフレコじゃないけど、本人の名誉のため書きません。

14:50~15:40 小島さん

この講演中に、外が大変なことになってた。まず、でっかいごみが宙を舞い始め、大きな粒の雨が横方向に降り、でっかい雷が何度も。しかし小島さんはたじろがず講演を続ける。って、全然内容関係ないですね、すみません。

MacBook Airは、とても素敵です。って、全然内容関係ないですね、すみません。

イケメンですよね。って、全然内容関係ないですね、すみません。

って、全然内容関係ないですね、すみません。

途中で割り込んであまり面白くない質問してしまいましたね、すみません。

15:50~16:40 神林さん

こういう人、大好き。どんどんいろんなサービスを作っている。

http://d.hatena.ne.jp/kanbayashi/

ベクトル演算によって内容や嗜好の近さを判別。新しいサービスを作ろうと思ったときに、大変なのは、このあたりのアルゴリズムというよりは、クローリングが大変だったという話。前回のサービスでそのクローリングのベースができていたので、別のサービスは1日かからないでできたとのこと。こういう話は、とてもためになります。ありがとうございます。

16:50~17:40 パネルディスカッション

宇佐美進典さん(株式会社ECナビ 代表取締役CEO)、吉川日出行さん(みずほ情報総研コンサルティング部シニアマネジャー)も加わる。

研究対象として、評価がしづらいものについては、あまり手が出せないという意見があった。んー、そうなんだけど、その評価方法も考えるのが研究だよーとか思ったけど言いませんでした。

宇佐美さん。爆発するまでの規模になかなかならないのが悩み。しかもスパムな登録が多い。40-50%がスパム的なブックマークになっているとのこと。それはひどい。これらをどうやって振り分けて評価していくのかっていうのが重要になってくるのだろうな。

吉川さん。社内からブクマやっていると、社内で何が起こっているのかがわかるのがまずいって。あと、紙もクリップしたい(SBMしたい)って。確かに。Web以外のもっと言えば物理的なものに対するブックマークって考えられないかな。誰かやりませんか。で、こっそり教えて。もう誰かしてるのかな? 実際に使わせてみると、上司が読んだかどうかを若手は気にしていて、それによって次の行動を変えているとのこと。ちょっと動機が不純になってしまうのはSBM以外でも同じことなのでソレは無視するとして、これは、社員のモチベーションをあげるのにはとてもいいツールになるかもしれないと思った。SBMの何が良かったかをまわって聞いてみると、知らないニュースソースを知ることができた、というのが結構大きいみたい。自分の知らない世界を知ることができたというのが大きい、ということですね。あと、SBMを見たことが前提で話が始まるから、会議の時間が減ったとのことで、それはすごいなと思う。

全体を通して

何がいいって、いろんな人に知り合えたのがいいですね。オンライン上のつながりでしかなかった人が、ちゃんとリアルでつながったのが、自分としてはものすごく収穫になりました。SBM研究会という場が、自分としては人と人の出会いの場として感じられましたね。各種学会の活動の意義のひとつにはそれがあるんですが、それを学会とは違うところで展開してくれたTomoさんには、本当に感謝です。

あと、推薦(recommendation)について一言。あまりにも的確な推薦をしてしまうと、面白くない情報しか取れない。つまり、自分のすでに知っている情報しか取れない危険性が出てくる。それは情報量としてはゼロですよね。

だから、適度に異なる情報を推薦するのがいいと思っています。しかし、離れすぎていると、推薦された側がついてこれない。だから、その離れ度合いを的確に推測する研究って、とっても重要になると思いますが、誰かやりませんか。で、こっそり教えて。もう誰かしてるのかな?

あと、はてなブックマークをする人を「はてバー」と言う案に賛成。キーワードページ、よろしくお願いします。→ http://blog.fuktommy.com/

参加者の方へ

ぜひお気軽にマイミク、よろしくお願いします。

http://mixi.jp/show_friend.pl?id=206122

すみませんが、本人認証のため、メッセージにできれば本名を入れていただければ幸いです。

Twitterもやってますので、こちらもフォローよろしくです。

[つぶやき]SBM研究会のログ

twitterでのやり取りも面白いのだけど、誰ですかねこれ書いていたのは。

すごいっす。

http://www.scribblelive.com/Event/SBM

って、あ、この方でした。

http://d.hatena.ne.jp/tomohiko11/20080712/1215828095

[日常]雨がすごかった

東工大の大岡山キャンパスでSBM研究会参加中、ものすごい雷雨。

懇親会までには雨が上がったけど、懇親会後、大岡山の駅でこんな表示が。

2008/07/12201608.jpg

ほんと、どうでもいいことなんだけど、みんな、写真とってた。

みんな、ブロガーなんだなぁ。