投稿者「effy」のアーカイブ

effy について

管理人@ギークハウス武蔵小杉/未来のネットを創る仕事@某社研究所/最近の興味:Pomodoro technique, OpenFlow, Objective-C, Social Network, Free Agent, Share, Innovation

2005年6月24日(金)

[ブラウザ]MSNサーチツールバーの使い心地

だめだめでした。いや、デスクトップ検索はさすがにMSだけあってエクスプローラに表示が組み込まれてしまうので、Googleより使用感は良かったけれど、タブブラウザははっきり言って失望。FireFoxやSleipnirのほうが断然良い。

まず、タブの切り替えを無理やり実装しているのか、タスクバーやウィンドウのちらつきが激しくて気持ち悪い((ちなみにCtrl+Tabでタブ切り替えができるのだが、調子に乗って押し続けてキーリピートさせて遊ばないように。うちの環境では100%の確率でフリーズした。))。挙動からして、1つのウィンドウ内にタブを作っているのではなく、実際にはタブの分だけウィンドウを同じ位置に作っておいて、バックグラウンドのタブのウィンドウを非表示にしていて、タブを切り替えると非表示/表示ウィンドウを切り替えているだけと思われる。

それから、新しいウィンドウを開くようなリンクをクリックすると、新規タブができるのではなくて新しいウィンドウが開かれてしまう。これは致命的。タブブラウザにした意味が無いじゃん。

というわけで、俺的には次期Sleipnirに期待。作者さん、会社立ち上げて絶好調な感じだし。

2005年6月23日(木)

[思索]個人情報ってなんだ?

日本では今年の4月から個人情報保護法というのができて、一般人の(一部では誤った)個人情報に対する意識の高まりが見て取れるが、アメリカでは明らかにこれとは逆の動きがあちこちで見て取れる。

例の9.11の影響があることは分からないでもないが、それを理由にした、ブッシュの「何でもかんでもコントロールしてぇーっ、俺がトップだてめぇら」っつう短絡的思考がありありと見えたりしないでもない。

最近では例のパスポートに無線チップをつける計画が今も着々と進んでいる話とかがあるが((たとえば、これとか
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050225202.html))、それは有名な話なので、今回はこちらを紹介。

ラディンの本を借りるときは注意。

The New York Timesの記事から。

http://www.iht.com/articles/2005/06/20/news/patriot.php

In some cases, agents used subpoenas or other formal demands to obtain information like lists of users checking out a book on Osama bin Laden.

ようするに政府が一般の図書館でビンラディンの本を借りた人をリストアップしてるのだ。これって怖い。

ちょっと興味本位でラディンの本を大量に借りたら、翌日自宅の前にCIAが張り込んでるかもしれない。

ほんと、怖い国です、アメリカ。

空に浮かぶ超広域監視カメラに注意。

んで、そんな魔の手が日本まで伸びてきているよ(?)、ってことのご紹介。

Adsenseで失態をさらけ出したGoogleだが((映画批評家・服部弘一郎のblogに事の顛末が事細かにある。
http://hattori.cocolog-nifty.com/brog/2005/05/google_adsense_1626.html))、Google Mapが気付いたら日本の詳細な衛星写真が見れるようになっていた。自分の実家がはっきりくっきり。これまで通ってきた小学校も中学校も高校も大学もはっきりくっきり。

これでもう、うそはつけなくなった。

男「ばか、そん時は一人でゲーセンに行ってたんだってば」

女「じゃあこの写真は何よ、ここに写っている女の人は誰!?」(Google Mapを見せる)

男「…」

もう、個人情報もへったくれもねぇ。

エロサイトによくアクセスする人はデスクトップ検索に注意。

明日、MSNサーチ ツールバーの日本語版が公開されるらしい。

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20084684,00.htm

デスクトップ検索とIEのタブブラウザ化、それからフォームの自動入力が目玉。早速インストールしたいなと思うけど、デスクトップ検索って、大丈夫なんだろか。

何を気にしているかというと、これをインストールすると自分のPCのファイルの中身がインデックス化されて、高速に検索できてしまうわけで、そうするとこのインデックスってどう管理されているんだろう、と気になってしまうのだ。本気になったら、Microsoftは個人PCの中身を検索できちゃったりするんじゃないだろか。Googleのデスクトップ検索しかり。もちろん、そんなことしないよ、ってFAQには書いてあるけれど。

Microsoft respects your privacy. Desktop Search does not make your computer’s content accessible to Microsoft or anyone else.

しかしこのデスクトップ検索、どんなに奥深くに隠したファイルも、一発で検索できてしまうし、Googleのデスクトップ検索なら、これまで自分がアクセスしたサイトのキャッシュを保持して、それも検索できてしまう。

これで、パパがアクセスしたヤバめなサイトも、もれなくママがサーチ&ヒットだ!

でも、使ってみると便利なんだよねー、デスクトップ検索って。まじで。

そんなわけで、個人情報の保護と、便利・安全ってのはややトレードオフな関係にあるんだなあ、と実感する今日この頃。

これをトレードオフって片付けるんじゃなくて、同時に実現することって、できないのかな。

2005年6月14日(火)

[思索]RFIDの本質って何だろう

今回は特にどっかのサイトを引用するわけでもなく。

基本的に、effy的備忘録として使っていきたい。

今日は、RFIDの本質についてつらつらと。

RFIDってなに?

誤解を恐れずに言うなら、RFIDっていわゆる非接触でID読み取れちゃう技術で、読み取られる側をRFIDタグといって、商品にぺたぺた貼れるシール状のものから、牛に飲ませるでっかいチューブ状のものまでさまざま、読み取る機械側がRFIDリーダとか呼ばれたりする。

んで、最近RFIDに注目が集まってます

で、ユビキタスとかとくくりつけられてRFIDが取りざたされてたりするわけだけど、RFIDの本質っていったいなんでしょうかね。

商店の在庫管理が便利になるとか、児童の見守りに使えるとか何とか…

何でそんなことを考えているかというと、RFIDに関してはここんところ産官学あげて研究開発を非常にがんばっているものの、あんまり流行る気配がない気がする。実はRFIDって最近の技術じゃなくて、ずっと昔からある技術にもかかわらず、だ。

リスクとリターン

そしたら今日、あるシンポジウムで、野村総合研究所の方が、いいことをおっしゃってた。それは、

「リスクとリターンのバランス」

ふむふむ。

この前リスクについて書いただけに、みょーに納得してしまった。

つまり、RFIDってたとえば個人が身につけたら、個人を追跡する格好のデバイスになるわけで、プライバシー的にすげーよろしくない。これが「リスク」。

でもそれを多くの人に利用してもらいたいと思ったら、そのリスクに見合うリターンがなければならない。

でも、RFIDにはまだ「これだっ!」ていうすげー「リターン」がない気がする。

よーするに、RFIDにはまだまだ旨みがない。

言い換えれば、みんながこぞって使いたくなるサービスがない。

RFIDの本質

じゃあ、そういうサービスを作っちゃえ、ってことになるわけだけど、

ある新しい技術を使った何らかの新しいサービスを考えなければならない場合、

俺はその技術の本質に目を向けることにしている。

そうすると、その技術でしかできない何かが見えてくるからだ。

ざっとこんなところか?

  • 非接触でID読み取り可
  • 複数まとめて一気に読み取り可
  • IDの書き換えもできたりする
  • 砂粒みたいなタグもある=大きさはどうにでもなる

あ、でも、非接触でIDって、今のバーコードとかQRコードでも可能だよね。

とすると、一気に読み取れたり、ID書き換えができるってところか?

さて、この本質というか特質を生かして、どんなサービスが生まれるだろうか。

2005年6月13日(月)

[思索]アイデアの実現とその維持

個人的に「デイリーリサーチ」とかが好きなJapan.internet.comの、「ネットプライス 佐藤輝英氏:いいアイデアは同時に100人くらいが思いつく」より引用。

アイデアっていうのは浮かんできた瞬間に、国内だけでも100人くらいが同じことを、あるいは似たようなことを思いついているんです。

全くその通り。

逆に言うと、「このアイデアは俺が考えたんだ」と偉そうにいう人はあまり信用ができない。

自惚れているというか、それで安心してしまっているところがあって、その人の言うことの将来性に不安を感じることが多い。

まぁそれはそうと、読み進めていくと、編集部の一文に、激しく同意してしまった。

自分だけが思いつくアイデアなどはなく、そこから踏み込んでスピーディに実現する人と、アイデアだけで終わってしまう人、その実行力が決定的な差となる。

ではなぜ人は「これ、いい!」と思ったアイデアを即座に実現することができないのか。

そのアイデアを実現しようとすると、もしかしたら、仕事、恋人、家庭、自分の将来などを失ってしまうかもしれない。

そこにはそういった「リスク」が存在するのだ。

で、そこから導かれる結論って、かなり当たり前な話になってしまうのだけれども、自分に言い聞かせるつもりで書いておきたい。

「アイデアを実現できる人とは、リスクに対して果敢にかつスピーディに挑戦できる人のことである。」

さらに、同サイトの「グリー 田中良和氏:何もしないリスクもあると思います」より。

「何もしないリスクもあると思います。みんなが競争している中で自分の価値を作っていかないといけない時に、現状維持というのは自分の価値が相対的に目減りしているわけですよね」。

個人的にはそれをリスクとは言いたくはないのだけれども、この言葉から学ぶことは多い。

リスクを乗り越え成功しても、それに甘んじていてはいけない。何もしないということは、競合他社との競争から脱退するということに他ならないのである。

ある意味、下りのエスカレーターを一生懸命登っているような厳しさがあるわけで(笑)、貪欲にさらに上を追求して上り続けていかなければ、最終的にはスタート地点に押し戻されてしまうのだ。

アイデアをリスクを越えて実現し、さらにそれを高めていく、そういった行動が常に維持できるだろうか。

2005年6月10日(金)

[Google][思索]Googleの存在意義

全体的にやや批判的エントリーが多めな「跳箱」さんの「いや、そりゃバブルだろ。」より。

極端なことを言うと他人が作ったコンテンツの索引作るだけで777億ドルの時価総額が実現できるとは恐ろしい時代になったものです。

う、そりゃ極端すぎだよ、って、俺も批判的だし(笑)。膨大なコンテンツに対してユーザが簡単にしかも快適にアクセスできるための仕組みを作るってことが非常に難しいわけで、それをある程度実現しているところにGoogleの価値があって、さらに、多くの場合その「他人」ってのも、索引を作ってくれることで自分のコンテンツにアクセスしてくれる人が多くなることを喜んでいるはずで、だからこそ、SEOとかってのが事業として成り立っているわけで、そういったことをはじめとするさまざまなGoogleの存在意義や価値が777億ドルという時価総額に現れているのではないか。

と、書いていて、ちょっと思った。肯定的な意見も書いてみよう。

しかし、確かにGoogleがこれからもこの調子でずっと成長し続けるとはちょっと考えにくい。例えばGoogleの存在意義の1つである「コンテンツにアクセスしやすくすること」という一点に限っていっても、「キーワードを入れて検索する」という方法以外にもいろいろやり方はあるわけで、いつの日か奇抜なアイデアがよそからポンと出てきて大量のユーザがそっちに流れてしまうってこともありえなくはない。

さらに言えば、これは憶測でしかないけれど、古きよき時代のインターネットを使っていたユーザとは異なり、後から大量にインターネットの世界に入ってきた人たちには情報を得るということに対して受動的な人が多いのではないだろうか。キーワードを積極的に入力して様々な情報を自ら得ていこうと思うよりも、まるでテレビを見ているかのように、2ちゃんねるや、まとめサイトや、いろいろなblogを「眺めて」楽しんでいる人が圧倒的多数なのではないだろうか。

そういう意味では、Google Newsって、わりといい線いってるのかもしれんな。

個人的には、テクノラティのトップ100とかに期待。まだ精度は悪いけどね。

2005年6月9日(木)

[つぶやき]お初です

前々からずっと気になってたんだけど、ついに「はてなダイアリー」を始めることにした。

なんで気になってたかっていうと、俺が「このアイデアはいけるかも!」とか思って、どこかやってないか調べてみると、たいてい「はてな」がつい最近はじめました見たいなことを書いていたりすることが多かったからだ。「くぅーやられたー」と思うとともに、「はてな」を作ってきた人たちはすごいなと尊敬するのだった。

んで、つい先日、この記事を読んで、おぉ!と思った。

CNET Japan はてながはてながこだわるWebサービス提供の本音より

はてなは、Web2.0の示すウェブサイトの形を目指して、Webサービスの提供に力を入れたいと思っています。「サービスであると同時にプラットフォームでもある」という技術的なポイントは、今後のインターネットサービスの面白さのひとつの要件であり、ネットワークの性質を効果的に利用するための優れたアプローチであると感じています。

まさにそのとおりだね。

今後はこういう流れになるに違いない。

というわけで、まずははてなダイアリーをサービスとして使ってみて、次にプラットフォームとして使いこなしてみよう。そこから何か面白いモノができあがってくるかもしれないから。

試作機二号 〜その1〜

まずは恒例の燃費表から、といきたいけどかなり長くなってきちゃったんで、今回からはグラフで。赤がこれまでの平均で、青が実際の燃費です。どんどん下がってきちゃってるな…。

2004/11/16.png

社会人になってからというものの時間がなかなか取れなくて、趣味の時間もなかなか取れないのですが、それでもなんとかがんばってやってきてるのが、車とPICです。その成果がdigital-ginoなわけで、いまもこつこつと回路設計やプログラミングに精を出しているって感じです。

2004/11/16.jpg

実は、試作機二号の回路は一年前に作ってました。両面基板でなかなかかっこよく仕上がってるでしょ? ハンダ付けもしたんですが、プログラムはまったくできずにここまで来ちゃいました。

とりあえず、動かしたくて仕方なかったんで、一応、以下のプログラムを作ってみました。

  • メモリ領域にLED発光パターンを保持するところ(VRAM見たいな感じ)を設けて、それをLEDにダイナミック点灯する割込みルーチン
  • 自分で勝手に決めたキャラクタコードからLED発光パターンに変換するサブルーチン、もちろんオプションでミラー表示にも対応
  • 数値をキャラクタコードの羅列に変換するサブルーチン

お金ないので、もちろん、無料のアセンブラでやってます。ここまでで4時間かかっちゃった…アセンブラな上、回路図見ながらのプログラミングなんで、疲れます…。

でも、見事動いてくれましたよ。設計した回路も、パターンも、ハンダ付けもうまくいったみたいで、ほっと一安心。次回はスピードを表示できるようにしようっと。

省エネ運転への道

では、今回も恒例の燃費表から。

2003/10/15.png

燃費計をつけたおかげで、いろんなことがわかり、実際に実践してみると燃費が向上しました。高速道路で走るのと同じぐらいの燃費の、リッター18キロに到達しました。でも、さすがに3〜4km程度の短距離走行を繰り返していると、かなり燃費が悪くなりますねー。近場は自転車を使えってことですかね。

最近は、インジェクター信号の解時間の積算と消費燃料量の比率がなんとなくわかってきたので、燃費を表示するモードを新たに付け加えて走ったりしています。

省エネ運転のコツ?

アイドリングは燃費の大敵!

まずわかったことは、アイドリングをしていると、かなり燃費が悪くなるということです。実は、すーっと走っている状態では、リッター20〜30キロ台は簡単に出てしまうんです。しかし信号で止まると、みるみる燃費が悪くなっていきます。信号待ちの間に、実にリッター17キロぐらいにまで落ちてしまうんです。なので、信号が赤になっているのを遠くで見つけたら、青になるタイミングに通過できるようにスピードを調整します。アクセルを踏み続けているのは無駄ですね。

特に、踏切が降りてきたときや、経験上この信号は待ち時間が長いと分かっているときなど、長時間停止する場合は、エンジンを切ってしまいます。当たり前のことですが、走行中には絶対にエンジンを切らないように!

フューエルカット状態を最大限活用する!

次に、走行中にアクセルから足を離すとエンジンブレーキがかかりますが、たいていの場合はそのときフューエルカット状態になって、燃料供給が停止されます。この状態を長く保てば保つほど、燃費は向上します。理論上、その間は燃費は無限大になるわけですから。んで、この燃料計のおかげで、ジーノのフューエルカットに関する面白い特性もわかりました。特性というか、そのようにECUでプログラミングされているんでしょうけど。

実は、十分暖機運転した後でも、約2000回転以下からエンジンブレーキをかけた場合は、フューエルカット状態にならないばかりか、アイドリング状態よりも燃料を消費するんです。今までは、その回転域でもよかれと思ってエンジンブレーキをかけていたので、かなりショックでした。

ただし、もちろん2000回転以上からエンジンブレーキをかけていったんフューエルカット状態になった場合は、エンジンブレーキをかけている間、1000回転ぐらいまでその状態が続きます。ただしアクセルを一瞬でも踏んでしまったり、クラッチを離した瞬間にはその状態はキャンセルされるので、そうならないように注意して運転します。

というわけで、フューエルカット状態に関しては、運転中は以下のようなことについて注意して運転することにしました。

  • 遠くの信号が赤になったら、できるだけ上位のギアで、かつ2000回転以上になるようにエンジンブレーキをかける。
  • エンジンブレーキをかけはじめるタイミングは、信号の直前で回転数が1000になるような位置にきたとき。
  • その位置に来るまでは、ニュートラルにしてエンジンはアイドリング。
  • 2000回転以下でエンジンブレーキをかけているときは、特に事情のない限りアクセルもクラッチも踏まない。
  • トップギアで回転数が惜しくも2000回転に少し満たないときは、少しスピードを出してからエンジンブレーキをかける。

ほかにも細かいことはありますが、基本的には以上のことを実践することで、かなり燃費はあがるみたいです。

試作機一号装着!

2003/08/20_1.jpg

さて、プログラムはちゃちゃっと実装。とりあえず、トリップメータを2つ、スピードメータ、インジェクター開比率、インジェクター開時間の積算などの表示モードを作って、切り替えて表示できるようにてみました。数値をフロントガラスに反射させて表示するのが目的なんで、7セグLEDを鏡面表示させるモードも付け加えました。電源はアクセサリーから取るようにしているので、エンジンを切っても大丈夫なように、データをEEPROMに保存するようにしました。早速CDのケースで反射させてみたら…うん、いいかんじだ!

というわけで新車のジーノ君を分解開始。スピード信号はセンターコンソールのなかに出てきてるらしいんで、パネルをバコッとはずしてCD/MDデッキを取り外すと、裏側にひょこっと出てきていました。ここから信号をとることにしました。

2003/08/20_2.jpg

インジェクター信号はさすがに取り出しやすいところにはなく、ECUからエンジンのほうへ一直線に向かっちゃってるので、ECUの脇からとりました。ジーノは3気筒なんで3本の線があるんですが、1気筒目の信号をとることにしました。

2003/08/20_3.jpg

のちのちバージョンアップすることも考えて、電源(ACC+とGND)、インジェクター信号、スピード信号の4本をコネクタにしてしまって、運転席足元のボックスに収納するような形にしました。ここからドア脇を通ってダッシュボード上へ配線して本体をおきます。

2003/08/20_4.jpg

ついたーーーー!

とってもいい感じです!

でも、昼はちょっと周りが明るすぎて、なんとなーくしか見えません。曇り空ぐらいならまあまあ見えるという程度です。ダイナミック点灯しているから、もうちょっと電流流してもいいんですが、でもそうするとトランジスタやPICがやばいな…。もしかしたら、そのうちカー用品店で売ってる、反射用のフィルムとか貼ってみるかもしれません。

2003/08/20_5.jpg

まずはスピードメータが正しく動作するかを見てみました。小数点以下第一位まで表示させるようにしたんですが、かなり正確に表示してくれました。アクセルやブレーキを操作するのにあわせてグリグリとフロントガラス下で数値が変わって表示されて、ゲームでもしてるみたいでなんか楽しい!

ただ、あまりにもグルグルと数値が変わるので、注視しやすくなってしまって危ないかも。

それから、次は念願のインジェクター開時間ですね。期待通りの表示を出してくれました!

かなりぶれるかと思ったんですが、一秒おきに正確そうな?数値を表示してくれています。この値が正確なのかは、オシロスコープとか持ってないんでわかんないです。

ところが、問題発覚!

エンジンを切って、データが記録されるか試してみたんですが、なんと、インジェクター開時間が100%、すなわち信号線が常にLowの状態になってしまったのです!

これが普通なんでしょうか。アクセサリーにしているときは、インジェクターの両端には電圧をかけないということなんですね。これは、インジェクターに関する部分のプログラムを根本的に変えないとまずいです。

というわけでとりあえず、インジェクター信号がlowになっている間の時間を計測し、highになったときにその時間を加算するプログラムに変更しました。これで、なんとか正常に動くようにはなりました。

試作機一号

「digital-gino計画」と名づけて始まったプロジェクト?ですが、それから合間合間を見て、部品をそろえたり、回路を設計したりして、何とか形になってきました。燃費のほうですが、相変わらず深夜に帰ってるので、なかなかいい感じです。

2003/08/07.png

汚いですが、手書きの回路図を以下に示します。

2003/08/07schematic.png

なんとかしてピンの数の少ないPICで作ろうと思ったため、こんな形になってしまいました。トランジスタのベース電流の制限抵抗の値が大きすぎる気がしますが、手持ちがなかったので、とりあえずって感じです。4つの7セグメントLEDと8つのLEDは、ダイナミック点灯をさせます。とりあえず、この前の日曜日に、設計した回路をユニバーサル基板上に実装してみました。

2003/08/07_1.jpg

そして、汚いですが、裏はこんな感じです。かなり密集しているので、あきらめてUEWでつないでいきました。大丈夫かなー、接続ミスないかなー。

2003/08/07_2.jpg

プログラムはまだ作ってないので、ここまでです。