[思索]RFIDの本質って何だろう
今回は特にどっかのサイトを引用するわけでもなく。
基本的に、effy的備忘録として使っていきたい。
今日は、RFIDの本質についてつらつらと。
RFIDってなに?
誤解を恐れずに言うなら、RFIDっていわゆる非接触でID読み取れちゃう技術で、読み取られる側をRFIDタグといって、商品にぺたぺた貼れるシール状のものから、牛に飲ませるでっかいチューブ状のものまでさまざま、読み取る機械側がRFIDリーダとか呼ばれたりする。
んで、最近RFIDに注目が集まってます
で、ユビキタスとかとくくりつけられてRFIDが取りざたされてたりするわけだけど、RFIDの本質っていったいなんでしょうかね。
商店の在庫管理が便利になるとか、児童の見守りに使えるとか何とか…
何でそんなことを考えているかというと、RFIDに関してはここんところ産官学あげて研究開発を非常にがんばっているものの、あんまり流行る気配がない気がする。実はRFIDって最近の技術じゃなくて、ずっと昔からある技術にもかかわらず、だ。
リスクとリターン
そしたら今日、あるシンポジウムで、野村総合研究所の方が、いいことをおっしゃってた。それは、
「リスクとリターンのバランス」
ふむふむ。
この前リスクについて書いただけに、みょーに納得してしまった。
つまり、RFIDってたとえば個人が身につけたら、個人を追跡する格好のデバイスになるわけで、プライバシー的にすげーよろしくない。これが「リスク」。
でもそれを多くの人に利用してもらいたいと思ったら、そのリスクに見合うリターンがなければならない。
でも、RFIDにはまだ「これだっ!」ていうすげー「リターン」がない気がする。
よーするに、RFIDにはまだまだ旨みがない。
言い換えれば、みんながこぞって使いたくなるサービスがない。
RFIDの本質
じゃあ、そういうサービスを作っちゃえ、ってことになるわけだけど、
ある新しい技術を使った何らかの新しいサービスを考えなければならない場合、
俺はその技術の本質に目を向けることにしている。
そうすると、その技術でしかできない何かが見えてくるからだ。
ざっとこんなところか?
- 非接触でID読み取り可
- 複数まとめて一気に読み取り可
- IDの書き換えもできたりする
- 砂粒みたいなタグもある=大きさはどうにでもなる
あ、でも、非接触でIDって、今のバーコードとかQRコードでも可能だよね。
とすると、一気に読み取れたり、ID書き換えができるってところか?
さて、この本質というか特質を生かして、どんなサービスが生まれるだろうか。