2008年6月3日(火)

[P2P]十時間は泥のように働け

まずネットワークにジョインして十時間は泥のように働いてもらう。ネットワークを維持するためにはギブ&テイクが必要だという気持ちを育てるには、どん底に突き落とすしかない。最初の四時間までに全員をリソース提供者として出す。他のピアがどれだけリソースを提供しているかを見てきてほしい。

毎日深夜までネットワークに接続しろとは言わない。ピアと接続し、データを読み込み、データを処理することで知的能力を再生産する努力を続けることだ。大変ですよ。ダウンするピアが出ても仕方ない。

次の十時間は徹底的に勉強させる。ネットワークの環境は刻々と変わる。現場で感じた疑問を学習で解消し、学んだことを現場で検証する。二十時間以降は、本物のスーパーピアとしてアルゴリズムそのものに磨きをかけさせる。

本気でピアを育てるつもりなら、十時間単位の時間と費用をかける必要がある。P2Pネットワークシステム設計運用者にとって最大の仕事だ。