2005年6月23日(木)

[思索]個人情報ってなんだ?

日本では今年の4月から個人情報保護法というのができて、一般人の(一部では誤った)個人情報に対する意識の高まりが見て取れるが、アメリカでは明らかにこれとは逆の動きがあちこちで見て取れる。

例の9.11の影響があることは分からないでもないが、それを理由にした、ブッシュの「何でもかんでもコントロールしてぇーっ、俺がトップだてめぇら」っつう短絡的思考がありありと見えたりしないでもない。

最近では例のパスポートに無線チップをつける計画が今も着々と進んでいる話とかがあるが((たとえば、これとか
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20050225202.html))、それは有名な話なので、今回はこちらを紹介。

ラディンの本を借りるときは注意。

The New York Timesの記事から。

http://www.iht.com/articles/2005/06/20/news/patriot.php

In some cases, agents used subpoenas or other formal demands to obtain information like lists of users checking out a book on Osama bin Laden.

ようするに政府が一般の図書館でビンラディンの本を借りた人をリストアップしてるのだ。これって怖い。

ちょっと興味本位でラディンの本を大量に借りたら、翌日自宅の前にCIAが張り込んでるかもしれない。

ほんと、怖い国です、アメリカ。

空に浮かぶ超広域監視カメラに注意。

んで、そんな魔の手が日本まで伸びてきているよ(?)、ってことのご紹介。

Adsenseで失態をさらけ出したGoogleだが((映画批評家・服部弘一郎のblogに事の顛末が事細かにある。
http://hattori.cocolog-nifty.com/brog/2005/05/google_adsense_1626.html))、Google Mapが気付いたら日本の詳細な衛星写真が見れるようになっていた。自分の実家がはっきりくっきり。これまで通ってきた小学校も中学校も高校も大学もはっきりくっきり。

これでもう、うそはつけなくなった。

男「ばか、そん時は一人でゲーセンに行ってたんだってば」

女「じゃあこの写真は何よ、ここに写っている女の人は誰!?」(Google Mapを見せる)

男「…」

もう、個人情報もへったくれもねぇ。

エロサイトによくアクセスする人はデスクトップ検索に注意。

明日、MSNサーチ ツールバーの日本語版が公開されるらしい。

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20084684,00.htm

デスクトップ検索とIEのタブブラウザ化、それからフォームの自動入力が目玉。早速インストールしたいなと思うけど、デスクトップ検索って、大丈夫なんだろか。

何を気にしているかというと、これをインストールすると自分のPCのファイルの中身がインデックス化されて、高速に検索できてしまうわけで、そうするとこのインデックスってどう管理されているんだろう、と気になってしまうのだ。本気になったら、Microsoftは個人PCの中身を検索できちゃったりするんじゃないだろか。Googleのデスクトップ検索しかり。もちろん、そんなことしないよ、ってFAQには書いてあるけれど。

Microsoft respects your privacy. Desktop Search does not make your computer’s content accessible to Microsoft or anyone else.

しかしこのデスクトップ検索、どんなに奥深くに隠したファイルも、一発で検索できてしまうし、Googleのデスクトップ検索なら、これまで自分がアクセスしたサイトのキャッシュを保持して、それも検索できてしまう。

これで、パパがアクセスしたヤバめなサイトも、もれなくママがサーチ&ヒットだ!

でも、使ってみると便利なんだよねー、デスクトップ検索って。まじで。

そんなわけで、個人情報の保護と、便利・安全ってのはややトレードオフな関係にあるんだなあ、と実感する今日この頃。

これをトレードオフって片付けるんじゃなくて、同時に実現することって、できないのかな。