2008年6月9日(月)

[P2P]P2Pじゃないとできないことを考える方法

「P2Pじゃないとできないことって何ですか?」

このようなテーマの広い疑問に対して、いろんな側面からの意見を頂戴できて、とてもうれしいです。ありがとうございます。特に、答えそのものではなくて、ものの考え方について考察している方が多いのが、非常に興味深いです。要するに、P2Pじゃないとできないことを考える方法を教えていただいた、という感じで、みなさん、オープンソースの世界で言えば、問題を提供できるようなリーダ的資質を備えているんだろうなぁとちょっと思いました。簡単にまとめてしまうと、

id:yomoyomoさんからは、実際のP2Pサービスから推測してみたらどうか。

id:heatwave_p2pさんからは、誰がそれを配信するのかで考えるとユーザからのメリットがつかみやすいかも。

id:fuktommyさんからは、P2Pという言葉の定義をしっかりしないと。

IKeJIさんからは、機密情報、遅延、帯域などについて考察してみた。

id:hhrppsさんからは、人の気持ち(閉じたもの)の観点から考えるとどうか。

id:atsushienoさんからは、P2Pが必要でなかったと思われることへの危機感。

id:orihime-akamiさんからは、コスト度外視ならP2P使わなくてもできる。

という考察でしょうかね。

どれも非常に大事で、自分の中で整理が付いていない点をこれでもかとつつかれた感じです。私は、id:hhrppsさんの考え方に近くて、なんとなく、「P2P」というワクワク感、危険なものに触るような感覚が、ユーザにとってのP2Pの最大のメリットなのかもしれない、という気がしていて、これがP2P技術を広める一つの鍵になるのかもしれないなぁと、なんとなーく思っています。

もうちょっと考えてみようっと。